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低用量ピル?アフターピル?違いはなに?

■避妊薬ピルとは?

ピルとは経口避妊薬のことで、避妊を目的とした内服薬の通称です。女性ホルモン2種類が配合されているホルモン剤となっています。

ピルの利点は、女性が自らの意思で避妊を行えるというところです。飲み忘れなく毎日内服していれば、ほぼ100%の避妊効果が得られます。ピルの内服により不妊症になる心配はありません。妊娠を希望する場合はピル(経口避妊薬)の服用を止めることで自然と妊娠することが可能となります。

ピル(経口避妊薬)は避妊の他にも、生理の周期をコントロールすることができるので、旅行や大事なお仕事の時でも生理にならないように調整することができます。

ピルは元々月経痛の緩和や月経不順を改善するために開発された薬なので、避妊効果だけでなく、月経に関する症状を改善したり、月経周期を自分の予定に合わせて調整したりすることができるといった様々なメリットがあります。基本的には飲み合わせが問題となる薬はありません。

しかし、適切なピルの内服は100%に近い避妊を可能にしますが、性病の予防はできませんので、ご理解の上でご使用ください。万全を期すのであればコンドームとの併用が推奨されます。

 

■低用量ピル?アフターピル?

ピル(経口避妊薬)には大きく分けて2種類あり、『低用量ピル』と『アフターピル』があります。

それぞれ使用目的が異なりますので、自分自身の用途によって使い分けてみてください。

 

■低用量ピルとは

一般的に皆さんがよく耳にするピルはこちらの低用量ピルのことを指しています。毎日決まった時間に服用することで避妊することができ、服用方法は21日間飲んで7日間お休み(休薬期間)といった周期で服用します。

低用量ピルはうっかり飲み忘れさえなければ避妊成功率がかなり高く、コンドームを使用する避妊方法よりも確実だと言われています。先ほども触れましたが、避妊だけではなく生理痛や生理不順、婦人科系の病気にも効果が期待できます。

 

■低容量ピルの効果

低用量ピルに含まれる女性ホルモンの作用により排卵が止まることで、避妊や排卵が関与する月経のトラブルに対して効果を発揮しています。そのため、避妊薬としてではなく、その他の効果を期待してピルを内服している女性も数多く存在します。実際の効果を挙げていきましょう。

①避妊効果
ピルの最も代表的な効果です。適切な服用方法を守れば排卵が抑制され、安全に、ほぼ完全に近い避妊効果が得られます。

②月経に関するトラブルを改善
月経痛・月経困難症(頭痛やイライラ、不快感など)の緩和、月経不順の改善、月経時の出血量減少、子宮内膜症に伴う月経痛の緩和

③女性特有の疾患のリスクを下げる
子宮内膜症の治療・再発予防、卵巣がん・子宮体がんのリスク低下
(※大腸がんの予防になるという報告もあります。)

④子宮外妊娠の発生頻度が低下

⑤ニキビ・肌荒れや多毛症の改善
一部ニキビが増えると報告のあるピルもありますが、ニキビや多毛症を改善します。

⑥月経周期のコントロール
ピル内服の主たる目的ではないかもしれませんが、ピル内服により月経が止まり、内服を一時中止すると月経が再開するという作用により、自分の生活や予定に合わせた月経周期、月経開始日の調整が可能となります。元々の体質も関係するので月経周期のコントロールは100%予定通りにいくとは限りません。

 

■低容量ピルの副作用について

ピルに含まれているのは元々体内に存在しているホルモンです。低用量ピルに含まれる成分の量はごくわずかなので、大きな副作用は起こりにくく、安全な薬といえるでしょう。

内服開始からしばらくの間は、頭痛、吐き気、乳房の張り、下腹部痛、不正出血など小さな副作用が認められることがあります。ピルの服用により身体が妊娠しているのと同じような状態になるためで、2周期ほどで身体が慣れてくると、症状は自然に軽くなるか感じなくなります。ピルを飲むと太る、といわれることがありますが、低用量ピルが体重増加に直接関与しているという報告はありません。妊娠と同様の状態による食欲亢進が原因とも考えられています。

最も重い副作用である血栓症は、年齢と喫煙がリスクとなります。激しい頭痛・胸痛・腹痛、息苦しさ、押し潰されるような胸の痛み、視界の変化、舌のもつれ、下肢の痛みやむくみ・腫れや赤み、失神や意識障害、けいれん、長期にわたる不正出血などがみられたら、医療機関を受診してください。症状は血栓症特有のものとは限らないため、受診の際にはピルを内服していることを医師に伝えるようにしましょう。

 

※低用量ピルを内服してはいけない方※(詳しくは医師に相談してみましょう。)

エストロゲン依存性悪性腫瘍、子宮頸がん(疑い含む)、中等度以上の高血圧、血管病変を伴う糖尿病、妊娠(可能性含む)、妊娠中の黄疸や妊娠ヘルペスの既往、大手術の前後、長期安静中、合併症のある心臓疾患、前駆症状のある片頭痛、重い肝機能障害、乳がん、耳硬化症、脂質代謝異常、抗リン脂質抗症候群、血液に関する病気や狭心症・心筋梗塞・脳卒中(既往含む)、原因のわからない異常性器出血など

低用量ピル関連の人気医療品

トリキュラー 21錠

¥1,580

1日900シート売れています!ほぼ100%の高い避妊効果がある他、多重ニキビや多毛症、薄毛にも効きます。偽薬ナシの21錠入りタイプです。

ヤーズ 28錠

¥2,300

ヤーズ(Yaz)について体重増加をはじめ、従来の避妊用ピルが持つ副作用をできるだけ軽減。
避妊のほか、生理痛やニキビなどにも効果があるといわれる、日本でも処方されている低用量ピルです。

ロエッテ 21錠

¥2,280

ロエッテはファイザー社が開発した経口避妊薬です。
ホルモン含有量の少ない超低用量ピルで、白くて小さい丸形の錠剤が特徴です。

ダイアン35 21錠

¥1,400

ダイアン35はバイエル社が開発した経口避妊薬です。
ホルモン含有量の少ない低用量ピルで、黄色く小さい丸形の錠剤が特徴です。

■アフターピルとは

アフターピルはいわゆる「モーニングアフターピル」の略称であり、性行為後に避妊に心配があるときに服用する緊急避妊薬のことを指します。

性行為後になるべく早く(72時間以内)服用することで妊娠を防ぐ効果を期待できます。なお、服用した時間が24時間以内であれば、より高い避妊効果を得ることができるとされています。

作用が穏やかな低用量ピルとは異なり、アフターピルは中容量または高容量のピルで急激にホルモンバランスを変化させることで排卵を抑制し、タイミングを遅らせることで受精を防ぎ妊娠を回避します。数種類のデータがあるのですが、アフターピルによる避妊成功率は93%以上ともいわれ、適正な服用方法であれば99%という報告もあります。

服用開始が早ければ早いほど効果が期待でき、避妊成功率が上がります。

アフターピルは中絶とは異なるため、着床してしまってからの服用は効果がありません。

 

■アフターピルの服用方法・副作用

アフターピル服用後3日〜3週間ほどで消退出血が起こるかどうかが避妊成功のひとつの判断材料となります。出血がみられても妊娠による着床出血の可能性もありますが、こちらは消退出血と比べてごく少量で色も茶色がかったものです。服用後3週間以上経っても消退出血がみられない場合には妊娠の可能性がありますので、市販の検査薬や病院の受診で確認しましょう。

アフターピルは低用量ピルよりも女性ホルモンが高濃度なため、吐き気・嘔吐、胃の不快感、頭痛などの副作用の可能性があります。長くても24時間以内で緩和することがほとんどです。非常事態で大変頼りになる薬ですが、アフターピルはあくまでも緊急の避妊法であり、最後の手段だということをよく認識しておいてください。

アフターピル関連の人気医療品

アイピル 1錠

¥1,480

i-pill(アイピル)は、有効成分のレボノルゲストレルを含有した緊急避妊剤です。日本で取り扱いされているノルレボと同成分です。

i-pill(アイピル)は、性交後に緊急に妊娠を防ぐために用いる薬です。

ポスティノール2 0.75mg 2錠

¥1,890

ポスティノール は緊急的に服用するために開発された経口避妊薬で、一般的には「アフターピル」と呼ばれています。

コンドームが破けるなどのハプニングで避妊に失敗した、パートナーが避妊してくれない、性被害に遭ったなど不測の事態で避妊ができなかった時に望まない妊娠を回避するための薬です。

エラ ella®(ウリプリスタール)30mg 1錠

¥6,480

エラella(ウリプリスタール)は、アフターピル(モーニングピル)で避妊に失敗した性行為後に飲む事で妊娠を防ぐ医療薬です。
有効成分ウリプリスタールの効果により排卵を抑制する作用があるため受精卵の着床を防ぐ効果があります。
緊急避妊薬であるノルレボのジェネリックであるアイピルは72時間以内(3日以内)の服用で約75%の避妊率ですが、エラ(ella)は最新の緊急避妊薬で3日間以内(72時間以内)の服用で95%、120時間以内(5日以内)の服用で85%以上の避妊効果を得ることが出来ます。
従来のアフターピルより効果時間が長い特徴があります。
エッチをした日から約10日ほどで、受精卵が子宮内膜に着床します。
アフターピル(緊急避妊薬)を服用することで、生理を早く起こし、着床しないようにする薬です。