■AGAってなに?
AGAとは、Androgenetic Alopeciaの略で『男性型脱毛症』のことを指します。
AGAは男性特有の脱毛症で20代~50代の成人男性に多く、「抜け毛が増えた」「薄毛が目立ってきた」「生え際が後退してきた」といった症状があるほとんどの方はAGAだと言えます。
日本人男性のAGA発症率は全国と比べて30%とされておりますが、その多くを占めているのが40代男性だといいます。
■日本人のAGAについて
日本人男性(20〜69歳)を対象とした調査から解析された数値では、薄毛を認識している男性は1260万人、薄毛を気にしている男性は800万人になるという結果が出ています。AGAは男性のみの症状ですので、成人男性に限定すると4人に1人が薄毛を認識しているということになります。また、日本人男性のAGA発症率は約32%といわれており、 年代ごとに発症率は上がっていくため割合は変わるものの、いずれは3人に1人がAGAを発症するということになります。生活習慣や環境の変化により増加していると思われがちですが、AGAの発症率は30年前とほとんど変わっていません。
■AGAの症状
症状やその進行には個人差がありますが、共通することはAGAの症状は進行性であり、放っておくと抜け毛・薄毛がゆっくりと進行していくという点です。
AGAではヘアサイクルが短くなっており、成長期が短縮しています。そのため、髪が早く退行期・休止期に移行してしまい毛包が充分に成長せず小さくなっていく毛包のミニチュア化、成長期の髪の割合が減少し、 細く柔らかい毛や抜け毛が増加するという硬毛の軟毛化という2つの現象が起こっています。
◇ヘアサイクルの比較◇
正常時:休止期3〜4カ月、成長期2〜6年、退行期2週間
AGA:休止期3〜4カ月、成長期 数カ月〜1年、退行期2週間
休止期と退行期の期間に違いはありませんが、AGAではヘアサイクルにおいて成長期の占める時期が圧倒的に短くなっていることがわかります。この現象により健康な発毛・育毛の期間が充分に取れず、抜け毛や薄毛が進行していきます。
■AGAの対策
①AGA治療薬など専門的な治療
一般病院や専門クリニックでAGAの治療を受けることができます。治療薬の処方以外にもAGA専門ケアの指導があります。
受診しなくても、自分で治療を行うことも可能です。充分な知識を得た上で、用法用量を守るという前提で、フィナステリド、デュタステリド、ミノキシジルなどのAGA治療薬を使用すればAGAの症状改善に効果が期待できます。 ただし万が一副作用が出た場合や身体に異常を感じた場合には必ず医療機関を受診するようにしてください。個人輸入や通信販売で購入した治療薬で副作用を起こした場合には、メーカーもどこの保障もないことを認識しておいてください。
②生活習慣の改善
喫煙による血管収縮で頭皮への血行が悪くなり、頭皮環境の悪化が薄毛を進行させてしまいます。パソコンやスマートフォンの長時間使用による眼精疲労、肩こりも血行不良の原因となります。髪が成長するためには睡眠も必要ですので、睡眠不足も薄毛の大敵です。
③ストレスの解消
ストレスによって自律神経のバランスが乱れると、血管収縮が起こり血行不良となります。頭皮への血流を維持するためにも、ストレスを溜めないようにしましょう。
④食生活の見直し
食事から摂取された栄養素は生命に直接関与する部分(心臓や脳など)から順番に使われます。髪の毛は比較的後回しですので、栄養不足になると頭皮や髪が成長するための養分がなくなってしまいます。 食生活が偏っている方は見直しを行い、頭皮環境改善のためにも、バランスの良い食事を心がけましょう。
⑤シャンプーなどのヘアケア製品にこだわる
別項で詳しく述べますが、生活の中で最も抜け毛が起こりやすいのがシャンプーをしているときです。頭皮環境を悪くさせないような適切な洗髪方法と頭皮をいたわる成分を含んだシャンプーの使用は抜け毛・薄毛の改善につながります。
⑥サプリメント摂取
別項でも触れていますが、サプリメントの摂取で、頭皮環境を整え健康な発毛・育毛に必要な栄養素を効率的に補給できます。食生活の見直しとともに、取り入れてみると良いでしょう。
⑦育毛剤の使用
治療薬よりも手軽で気楽に導入できるのが育毛剤です。使用して直ぐに効果を実感してAGAが改善するわけではないことを認識しておきましょう。医薬部外品(薬用)の育毛剤には有効成分が含まれており、抜け毛を抑制する効果が認められているものもあります。
⑧植毛治療
自毛による植毛は推奨されていますが、人工毛植毛は行わないよう勧められています。(男性型脱毛症診療ガイドラインによる)ご自身でしっかりと検討し、主治医がいれば相談してみるとよいでしょう。
■シャンプーやサプリメント
1日の生活の中で最も毛が抜けやすいのが洗髪時といわれていますので、シャンプー選びは大切です。頭皮を傷つけないように優しく洗い、しっかりと洗い流す、正しい洗髪方法を実行しましょう。育毛シャンプーと呼ばれる商品には実は育毛効果はなく、育毛・発毛しやすい頭皮の状態をつくり維持する目的で使用します。AGAの方は、男性ホルモンやDHTの作用により頭皮環境が脂っぽくなりがちです。皮脂の過剰分泌により、 頭皮の毛穴詰まりや酸化が起こるとAGAが悪化する可能性がありますので、頭皮環境の改善が望めるシャンプーを選びましょう。頭皮に優しい弱酸性タイプのもの、皮膚の栄養を与えるαリノレン酸や保湿成分フコダイン、バイオTGAやオクラエキス、ピロミジロールが配合されているもの、天然成分やアミノ酸が含まれているもの、などが皮脂バランスを整えて適度な油分を維持するシャンプーの目安となります。 ご自分の髪質やお悩みに合ったシャンプーを選び、育毛をサポートしましょう。
また、サプリメントは医薬品ではなく健康食品ですので、直接AGAに効果を示すわけではありません。主に栄養面から頭皮環境を整えて、頭皮や毛髪を保護することを目的としています。メーカー推奨の適切な量を継続して摂取することで効果が現れやすくなります。 以下の成分が含まれているものがAGA対策に有効と考えられますので参考にしてみてください。
■AGA治療の有効成分
AGAを治療する上で必要とされている成分は2つあります。
1つは『ミノキシジル』という成分で、もう1つは『フィナステリド』という成分です。
この2つの成分はそれぞれどのような働きがあり、AGAに効果を発揮するのかをご説明いたします。
◇フィナステリド成分◇
フィナステリドは、テストテステロンと5αリダクターゼの結合を妨げる働きにより、AGAの原因となるDHTの発生を抑える効果があります。
フィナステリドは、もともと前立腺肥大症の治療薬として開発されたものですが、前立腺肥大症治療を行った際に副作用として脱毛の進行を抑制する働きが見られたことにより、AGA治療薬に転用されたのだといいます。
日本でフィナステリドは、『プロペシア』という薬名で病院で処方することができます。
※フィナステリドの副作用
性欲減退、勃起機能の低下、うつ、肝機能障害、精子減少
◇ミノキシジル成分◇
ミノキシジルは直接毛母細胞に働きかけ、毛母の細胞分裂を活性化させ、髪の成長を早める効果があります。
ミノキシジルは、もともと高血圧症の治療薬として開発されたものですが、高血圧治療の副作用として発毛を促進する効果が見られたことにより、AGA治療薬に転用されたのだといいます。
日本でミノキシジルは、大正製薬から発売されている育毛用医薬品『リアップ』に配合されております。
※ミノキシジルの副作用
低血圧、多毛症、肌荒れ、性欲減退、動悸、めまい、倦怠感
AGA治療薬ジェネリック医薬品
フィンペシア 1mg 15錠 (キノリンイエローフリー)
脱毛抑制・発毛及び育毛をサポートするAGA治療薬です。ロングセラーの人気商品に、添加物のキノリンイエローが含まれていないタイプがいよいよ登場しました。
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プロペシア 1mg 28錠(トルコ製)
プロペシアはアメリカのメルク社が開発し、現在世界の60ヵ国以上で承認されている有名な男性型脱毛症用の内服薬(AGA治療薬)です。
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