アルダクトン100mg 30錠
¥2,580
アルダクトン100mgは日本をはじめ世界的に有名な利尿降圧薬であり、昔から非常に人気のある薬です。
体内に蓄積された余分な水分を尿として体外に排泄させる作用があり、高血圧、心不全、浮腫(むくみ)の治療に多く使用されます。むくみに対しては、生理前の手足のむくみなどの単なるむくみから心不全など様々な疾患から生じるむくみまで、あらゆるむくみに有効です。
アルダクトン100mgは日本をはじめ世界的に有名な利尿降圧薬であり、昔から非常に人気のある薬です。
体内に蓄積された余分な水分を尿として体外に排泄させる作用があり、高血圧、心不全、浮腫(むくみ)の治療に多く使用されます。むくみに対しては、生理前の手足のむくみなどの単なるむくみから心不全など様々な疾患から生じるむくみまで、あらゆるむくみに有効です。
また、アルダクトンはもうひとつの作用である男性ホルモンを抑制する作用が男性ホルモンの優位性によって起こるニキビ・女性の多毛症(ムダ毛が異常に多い)・男性型脱毛症(AGA)に有効であることが明らかになったため、それらの治療に応用されるようになりました。
アルダクトンの作用は比較的穏やかです。強力な利尿降圧薬が他にあるため、高血圧や心不全治療にアルダクトン単独での臨床使用はあまり見られません。ただし慢性心不全に対してアルダクトンは非常に有効であり、アルダクトンを薬物療法に追加することで死亡率が約30%低下したというデータがあります。
アルダクトン100mgの効果・効能
アルダクトンは薬学的には抗アルドステロン薬と呼ばれています。 アルドステロンとは副腎皮質から分泌されるホルモンであり、電解質ナトリウムと共に体内の水分を保持・増加して血圧を上昇させる作用があります。
アルダクトンはアルドステロン受容体に結合してアルドステロンの働きを抑制することでナトリウムと水の排泄を促進させます。そして体内に溜まった余計な水分が尿として排出され、心臓にかかる負担が減るため血圧が下がり、むくみが消えます。
ラシックスなど他の利尿薬はナトリウムを排泄させる際に体内に必要な電解質であるカリウムも一緒に排泄させてしまうため、血中カリウム量の低下による重い副作用「低カリウム血症」が懸念されていました。アルダクトンはナトリウムを排泄する際にカリウムの排泄はしないため低カリウム血症が起こりにくい「カリウム保持性」というメリットがあります。
ただし、アルダクトンは性ホルモンの受容体にも作用してしまう傾向にあるため、女性化乳房や生理不順など性ホルモンに関連した副作用が起こることが稀にあります。
アルダクトン100mgの有効成分
有効成分としてスピロノラクトン100mgを含有しています。
用法と容量
アルダクトンを通常成人はは1日50~100mgを1~4回に分けて服用します。年齢や症状によって適宜増減しますが、はじめは少量から開始して様子をみることを推奨します。
また、むくみが酷い時だけなど症状に合わせた頓服的な服用でも問題ありません。
食事の影響は受けないので、何時でも服用可能です。
利尿作用により尿量が増加してトイレに行く回数が増えるため、服用タイミングや用量には注意してください。
服用後およそ1~2時間後に利尿効果が発現し尿意を催すようになるため、午前中に服用するのが一般的です。(夜間に服用すると夜中に何度もトイレに行くことになるかもしれないためです。)
ただし、症状によっては医師の判断により夜間に服用する場合もあるので、医師の指示に従って服用してください。
脱水症状になる恐れがあるため、むくみがあるからといって水分制限せずに必要な水分は必ずしっかり補給してください。
AGA、ニキビ、多毛症などむくみ以外の治療に使用する場合、アルダクトンを通常成人は1日100~200mgを2回に分けて毎日継続的に服用します。
ニキビの場合は通常1~2ヶ月で新たなニキビができなくなり改善していくので、その段階になったら用量を減らします。
AGAや多毛症に関しては現在もエビデンスが確立していないため、医師の指示に従って服用してください。
最大限の効果を得るために
自身に合った適切な用法用量で正しく服用してください。
アルコールは禁忌ではありませんが、大量のアルコールは体内に水分を蓄積するためアルダクトンの効果が弱まります。
十分な効果を発揮させるためにはアルコールをなるべく控えることをお勧めします。
併用して相乗効果のある薬剤
特にありませんが、むくみ改善目的で服用する場合は塩分控えめの食事を摂る・お風呂にしっかり入るなど、ニキビ治療で服用する場合はニキビ用のスキンケアを丁寧に行う・良質な睡眠をとりストレスを溜めないなど食生活や生活習慣に気をつけるといいでしょう。
副作用
アルダクトンの副作用は比較的少ないですが、女性化乳房(男性)・乳房痛・不正出血・生理不順など性ホルモンに関連した症状、頻尿、倦怠感、めまい、頭痛、動悸などの症状が報告されています。
軽度であれば服用していくうちに症状が消えることが多くさほど心配いりませんが、症状が重い場合や減量・服用中止しても改善しない場合はすぐ受診してください。
アルダクトンは「カリウム保持性」という利尿薬の特徴から血中のカリウム量が増えすぎる状態(高カリウム血症)になることが稀にあります。高カリウム血症になると精神的変調や不整脈を起こす恐れがあるので注意してください。
その他にも滅多に起こりませんが、重大な副作用として急性腎不全、皮膚・粘膜障害、発疹などが挙げられるので念のため注意してください。
使用禁忌・併用禁忌
無尿、急性腎不全、高カリウム血症、アジソン病の方はアルダクトンを服用できません。
腎障害、肝障害、高齢者の方は副作用の発現リスクが高まるためアルダクトンの服用には慎重な注意が必要です。必ず医師の指示に従ってください。
アルダクトンと同系統の降圧薬であるエプレノン、免疫抑制薬のタクロリムス、抗がん薬のミトタンとは併用できません。
他の高血圧治療薬と併用する場合は血圧の下がりすぎや重篤な副作用である高カリウム血症に注意が必要です。
月経困難症の治療に使用される低用量ピルのドロスピレノン(商品名ヤーズ)もアルダクトンとの併用で高カリウム血症が起きる可能性が少し高くなるので注意してください。
他にも、強心薬のジギタリス製剤や抗うつ薬のリチウム製剤など飲み合わせに注意が必要な薬が幾つかあります。
何らかの疾患で薬を服用している方はアルダクトンの服用を開始する前に必ず医師か薬剤師に相談してください。
使用にあたって注意事項
血圧が下がることでめまいやふらつきを起こす恐れがあります。
特にむくみ対策やニキビなど血圧を下げる目的以外でアルダクトンを服用する方は、車の運転や危険な作業にはくれぐれも注意してください。
保管方法
直射日光を避け、高温・多湿ではない室温(1~25℃)で保管してください。
子供やペットの手の届かない場所に保管するようにしてください。
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