クレストール20mgは、先発品として製造・販売されている高コレステロール血症治療薬です。

クレストール20mgは、世界的に有名な製薬企業であるAstrazeneca (アストラゼネカ)によって製造・販売されています。

先発品として製造されており、日本のみならず世界中の多くの国や地域で使用されていえるので強力な効果が期待できます。

服用することでコレステロールの合成を抑え、血液中のコレステロールを低下させてくれます。

血中コレステロール値を下げることにより血液をサラサラにし、動脈硬化などの命にかかわるような疾患の発症を予防することができます。
クレストール20mgの効果・効能

高コレステロール血症、家族性高コレステロール血症

クレストール20mgの有効成分

有効成分はロスバスタチンです。

ロスバスタチンは肝臓でのコレステロール合成に関与するHMG-CoA還元酵素を選択的・競合的に阻害し、コレステロール合成を抑制することにより、血液中のコレステロールを低下させます。
用法と用量

通常、成人はロスバスタチンとして1回2.5mgを1日1回から服用を開始しますが、早期にLDL-コレステロール値を低下させる必要がある場合には1回5mgから服用を開始することもあります。治療を受ける疾患や年齢・症状により適宜増減されます。服用開始4週以降に効果が不十分な場合、さらに増量されることがありますが、1日最大用量は1錠（20mg）です。

副作用

まれに下記のような症状があらわれ、[　]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。

筋肉痛、筋力の低下、脱力感[横紋筋融解症、ミオパチー、免疫介在性壊死性ミオパチー]
赤褐色尿[横紋筋融解症]

以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。
使用禁忌・併用禁忌

＜次の人は、この薬を使用することはできません。＞

過去にクレストール錠に含まれる成分で過敏な反応を経験したことがある人
肝臓の代謝機能が低下していると考えられる以下のような人
急性肝炎、慢性肝炎の急性増悪、肝硬変、肝がん、黄疸
妊婦または妊娠している可能性のある人および授乳中の人
シクロスポリンを使用している人

使用にあたって注意事項

＜この薬の使用中に気をつけなければならないことは？＞

使用中は血中脂質値を定期的に検査し、治療に対する反応が認められない場合には投与が中止されます。
免疫介在性壊死性ミオパチーがあらわれ、この薬の使用を中止した後も症状が持続する例が報告されているので、このような症状があらわれた場合には医師または薬剤師に相談してください。
使用開始後や、使用量を増やした後は、原則としてその12週後までは１ヶ月に1回以上、それ以降は定期的（半年に1回など）に肝機能検査がおこなわれます。
他の医師を受診する場合や、薬局などで他の薬を購入する場合は、必ずこの薬を使用していることを医師または薬剤師に伝えてください。

保管方法

＜この薬の保管方法は？＞

直射日光と湿気を避けて室温（１～３０℃）で保管してください。
子供の手の届かないところに保管してください。

＜薬が残ってしまったら？＞

絶対に他の人に渡してはいけません。
余った場合は、処分の方法について薬局や医療機関に相談してください。