コエンザイムQ10は、免疫力を高める働きがあり、美容、健康、老化防止（アンチエイジング）に欠かせないサプリメントです。

コエンザイムQ10に含まれるユビデカレノンという成分は、体中のあらゆる細胞に存在している脂溶性のビタミン様物質です。ユビデカレノンは、体内で酵素の働きを補う補酵素として働き、生命維持のために必要なエネルギー生成する過程において、重要な役割を担っています。

コエンザイムQ10には、強力な抗酸化作用があることが特徴です。抗酸化作用により、老化や様々な疾患の原因となる活性酸素を体内から除去し、活性酸素によって受けるダメージ（酸化ストレス）を低減させます。

抗酸化作用による主な効果は、アンチエイジングです。細胞レベルで体の老化を防止し、若さを維持することができます。また、スキンケアやダイエットにも有効であることが知られており、皮膚の新陳代謝や体の基礎代謝を高めることで、美しい肌や、痩せやすい体を作ることができるといわれています。

その他にも、精子や卵子の質を高めて不妊症を改善したり、糖代謝を促進して糖尿病を予防・改善したり、筋力や運動能力の向上、疲労回復、免疫力を高めるなど、様々な効果が期待できます。

更に、コエンザイムQ10は、筋ジストロフィー、片頭痛、高血圧、心筋梗塞、パーキンソン病、認知症、ミトコンドリア性脳脊髄障害、加齢黄斑変性、糖尿病性神経症などの疾患に対しても有効性が示唆されており、研究が進められています。

コエンザイムQ10は、以前はノイキノンの名称で販売されている医薬品成分でしたが、2001年に食品成分としても認可されて以降は、コエンザイムQ10を配合した健康食品が世界中で数多く販売されています。

医薬品として医療現場で使用される際の効能効果は、基礎治療施行中の軽度及び中等度のうっ血性心不全症状の改善で、心筋細胞内のミトコンドリアにおいて、心臓の収縮に必要なエネルギーの産生を補助することで、心臓の動きを改善します。

コエンザイムQ10はヒトの体内でも合成することができますが、加齢と共に減少することが知られています。また、食事からも摂取できますが、食事だけで十分な量を摂取するのは難しい場合も多いので、健康、美容やエイジングケアが気になる方は、医薬品や健康食品で補うのがおすすめです。
コエンザイムQ10 200mgの使用方法

1日1錠を目安に食事と一緒に摂取してください。
コエンザイムQ10を有効成分とする医薬品のノイキノンの服用量は1日30mgと定められていますが、健康食品としては推奨量や上限値などが設定されていません。
健康食品としての、1日摂取量の目安は以下の通りです。症状や目的に応じて、適宜増減して服用してください。
健康維持の目的で使用する場合：50mg
美肌や体質改善の目的で使用する場合：100mg
病気や体調不良、激しい運動をしている方：200～300mg
水に溶けにくく油に溶けやすい脂溶性の性質をもっているため、食事の直後に摂取した方が吸収されやすくなるといわれています。空腹時に摂取すると、十分に吸収されず効果が発揮されない場合があるので注意してください。
より高い効果を望む方は、症状のあるときだけでなく、日常的に継続して摂取してください。特に美容の目的で摂取する場合は、最低1～2ヶ月は継続して摂取することを推奨します。

副作用

0.1〜5％未満の確率で、以下の副作用が生じる可能性があります。症状が重篤な場合は摂取を中止し、医師の診察を受けてください。

胃部不快感
食欲減退
吐気
下痢
発疹

使用禁忌・併用禁忌

用法用量を守って使用すれば、どなたでもお使いいただけます。

使用上の注意

以下に該当する方は、服用に際して注意が必要な場合があります。事前に医師に相談の上、服用を検討してください。
ユビデカレノン（コエンザイムQ10）含有の医薬品やサプリメントでアレルギーや副作用の既往歴がある方
心臓疾患がある方
重篤な肝機能障害がある方
重篤な腎機能障害がある方
高齢者の方
過量投与は重篤な副作用が現れる可能性があるため、必ず摂取目安量を厳守して服用してください。
妊娠中・授乳中の方に対する安全性は確立されていません。絶対的な必要性がなければ、服用を控えることを推奨します。
直射日光を避け、高温・多湿ではない室温（1～25℃）で保管してください。
子供やペットの手の届かない場所に保管してください。