シプロックス(塩酸シプロフロキサシン)500mgは、細菌を殺菌するお薬です。
服用することで、細菌のDNA合成を阻害して殺菌的溶菌作用を示すニューキノロン系の抗菌剤です。
通常、皮膚感染症、呼吸器感染症、泌尿器感染症、耳鼻科領域の感染症、眼科領域の感染症など、広い範囲の感染症に使用されます。
シプロックス(塩酸シプロフロキサシン)500mgの効果・効能
〈適応菌種〉
シプロフロキサシンに感性のブドウ球菌属、レンサ球菌属、肺炎球菌、腸球菌属、淋菌、炭疽菌、大腸菌、赤痢菌、シトロバクター属、クレブシエラ属、エンテロバクター属、セラチア属、プロテウス属、モルガネラ・モルガニー、プロビデンシア属、インフルエンザ菌、緑膿菌、アシネトバクター属、レジオネラ属、ペプトストレプトコッカス属
〈適応症〉
表在性皮膚感染症、深在性皮膚感染症、リンパ管・リンパ節炎、慢性膿皮症、外傷・熱傷及び手術創等の二次感染、乳腺炎、肛門周囲膿瘍、咽頭・喉頭炎、扁桃炎、急性気管支炎、肺炎、慢性呼吸器病変の二次感染、膀胱炎、腎盂腎炎、前立腺炎(急性症、慢性症)、精巣上体炎(副睾丸炎)、尿道炎、胆囊炎、胆管炎、感染性腸炎、バルトリン腺炎、子宮内感染、子宮付属器炎、涙囊炎、麦粒腫、瞼板腺炎、中耳炎、副鼻腔炎、炭疽
シプロックス(塩酸シプロフロキサシン)500mgの有効成分
有効成分はシプロフロキサシンです。
用法と用量
通常、成人は1回シプロフロキサシンとして100〜200mg1日2〜3回服用しますが、感染症の種類や症状により適宜増減します。炭疽には1回400mgを1日2回服用します。必ず指示された服用方法に従ってください。
海外では、1回にシプロフロキサシンとして500~750mg服用する用法も承認されています。
誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。
副作用
主な副作用として、発疹、胃不快感、下痢、嘔気、食欲不振、かゆみ、発熱、発赤(結節性紅斑)、浮腫(末梢、血管、顔面、咽頭)、光線過敏症、蕁麻疹、固定薬疹、血清病様反応(発熱、皮疹、リンパ節が腫れる、関節痛)、貧血、点状出血などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
使用禁忌・併用禁忌
<次のような方は使う前に必ず担当の医師と薬剤師に伝えてください。>
以前に薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。腎障害がある。てんかんなどの痙攣性疾患または既往歴がある。重症筋無力症。大動脈瘤、大動脈解離がある、または既往歴がある。
妊娠または妊娠している可能性がある、授乳中
他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。
使用にあたって注意事項
<生活上の注意>
空腹時にカルシウムを多く含む牛乳などを同時に服用すると、吸収が低下し効果が弱まる恐れがあるので、注意してください。
保管方法
乳幼児、小児の手の届かないところで、光、高温、湿気を避けて保管してください。
薬が残った場合は保管しないで廃棄してください。
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