ゾロフト(Daxid)は、日本で製造販売されている抗うつ薬ジェイゾロフト錠50mgの海外バーションの商品です。
世界的な製薬企業であるPfizer(ファイザー)社によって製造・販売されています。
ファイザー社は、アメリカ合衆国ニューヨーク州に本社をおく製薬企業です。
優れた医薬品を数多く世界中の医療機関に提供しているため、2013年には医薬品の売上高世界第1位に輝いています。
ゾロフト(Daxid)もそんなファイザー社が製造する高品質なお薬の1つで、世界中の医療機関でうつ病治療薬として使用されています。
海外では1980年より第Ⅰ相試験が開始され、欧米を中心にうつ病を対象とした臨床試験が実施され、その結果、1990年に英国で、翌91年に米国でうつ病の治療薬として承認されました。
日本でも2006年4月、「うつ病・うつ状態」ならびに「パニック障害」の適応を取得し販売されています。
現在では世界119の国と地域で承認され、20年以上の使用経験を有しています。
さらに、海外では早漏治療薬としても使用されています。
服用することで射精までの時間を延長し、性行為を長く愉しむためにも服用されています。
日本では未承認の効能・効果なので、早漏防止のために服用する際は副作用があらわれないか注意するようにしてください。
ゾロフト(Daxid)の効果・効能
うつ病・うつ状態
パニック障害
外傷後ストレス障害
ゾロフト(Daxid)の有効成分
有効成分はセルトラリンです。
セルトラリンは選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI:Selective Serotonin Reuptake Inhibitors)といわれるお薬です。
脳内に存在するセロトニン再取り込み機構を選択的に阻害し、シナプス間隙のセロトニン濃度を高めて持 続的にセロトニン神経伝達を高め、抗うつ作用や抗パニック障害などの作用を示します。
通常、うつ病・うつ状態、パニック障害、外傷後ストレス障害の治療に用いられます。
また、セルトラリンは世界で初めて販売された早漏防止治療薬プリリジー(成分名ダポキセチン)と同系統のお薬であり、早漏防止のためにも服用されることがあります。
早漏の原因にはいくつか種類がありますが、その1つに、脳内のセロトニン不足というものがあります。
セロトニンは脳内で分泌され、神経伝達に使用されたあと、吸収・分解されます。
SSRIはセロトニンが吸収・分解されるのを阻害することができ、脳内のセロトニン量を増やすことで早漏を治療します。
用法と用量
通常、成人にはセルトラリンとして1日25mgを初期用量とし、1日100mgまで漸増し、1日1回経口投与する。
年齢、症状により1日100mgを超えない範囲で適宜増減する。
副作用
主な副作用として、吐き気、傾眠、口内乾燥、頭痛、下痢、めまい、不安などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
不安、焦燥・興奮・錯乱、発汗[セロトニン症候群] じっとして黙り込む、筋肉のこわばり、食べ物やのみ物がのみ込みにくい[悪性症候群] 筋肉が発作的に収縮する状態、意識が完全に消失した状態[けいれん、昏睡] 全身けん怠感、食欲不振、皮膚や白目が黄色くなる[肝機能障害] むくみのない短期間での体重増加、けいれん、意識障害[抗利尿ホルモン不適合分泌症候群]
以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。
使用禁忌・併用禁忌
<禁忌>(次の人は、この薬を使用することはできません。)
過去にジェイゾロフト錠、ジェイゾロフトOD錠に含まれる成分で過敏な反応を経験したことがある人MAO阻害剤を投与中あるいは投与中止後14日間以内の患者
MAO阻害剤を使用している、あるいは使用を中止してから14日間以内の人
ピモジドを使用している人
<併用禁忌>(併用しないこと)
MAO阻害剤(セレギリン塩酸塩)
発汗、不穏、全身痙攣、異常高熱、昏睡等の症状があらわれることがある。なお、MAO阻害剤の投与を受けた患者に本剤を投与する場合、また本剤投与後にMAO阻害剤を投与する場合には、14日間以上の間隔をおくこと。
ピモジド(オーラップ)
ピモジドとの併用により、ピモジドのAUC及びCmaxがそれぞれ1.4倍増加したとの報告がある。ピモジドはQT延長を引き起こすことがあるので本剤と併用しないこと。
使用にあたって注意事項
<重要な基本的注意>
この薬には併用してはいけない薬[MAO阻害剤(塩酸セレギリン(エフピー))、ピモジド(オーラップ)]や併用を注意すべき薬があります。他の薬を使用している場合や、新たに使用する場合は、必ず医師または薬剤師に相談してください。
保管方法
乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、高温、湿気を避けて保管してください。
薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄については受け取った薬局や医療機関に相談してください。
[ご家族の方へ]死にたいという気持ちになる、興奮しやすい、攻撃的になる、ちょっとした刺激で気持ちや体の変調を来すなどの行動の変化や、うつ症状などのもともとある病気が悪化する危険性について医師から十分に理解できるまで説明を受け、患者さんの状態の変化について観察し、変化がみられた場合には、医師に連絡してください。
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