ツゲイン5は、発毛、育毛および脱毛（抜け毛）の進行を予防するリアップシリーズ（海外ではロゲイン）のジェネリックです。 頭皮に塗布あるいはスプレーすることで、毛髪を強く、太く、抜けにくくします。 日本では販売されていないミノキシジルを5％もの高用量配合しているため効果が強く、驚きの効果を感じることができます。

ツゲイン5は、日本では大正製薬によって販売されているリアップシリーズのジェネリック医薬品です。
リアップは日本の商品名であり、海外ではロゲインという商品名で販売されているためツゲイン10はリアップとロゲインの両方のジェネリックです。
有効成分のミノキシジルを日本のリアップでは販売されていない5％もの高用量配合し、発毛剤として多くの方に利用されています。
頭皮に直接使用することで、発毛を促し、毛髪を強く、太く、固くします。

ミノキシジルの作用は、壮年性脱毛症における発毛、育毛及び脱毛（抜け毛）の進行予防です。
壮年性脱毛症とはAGA（男性型脱毛症）の一種であり、徐々に進行する遺伝性の薄毛・抜け毛のことです。
毛髪は2～6年程度かけて太くしっかり成長していきますが、その成長期間が短くなってしまうことで毛髪が細く短くなってしまいます。
早い方では20代の頃から症状が進行する方もいます。

ミノキシジルは、以前は高血圧治療薬として使用されていました。
しかし、副作用として発毛を促す作用があることがわかり、現在はこちらの作用をメインに使用されています。
数々の実験結果により、ミノキシジルが脱毛症に効果があることは認められていますが、発毛を促すメカニズムはいまだに解明はされていません。
ミノキシジルの血管拡張作用によって血流を上昇させるので、毛髪を産生する細胞が活性化されるからではないかと考えられています。

発毛効果を感じるには、ツゲイン5を継続して使用する必要があります。
発毛効果は早い方でも3ヵ月程度、普通の方は6ヵ月程度は継続しないと感じることができません。

また、せっかく効果があらわれて髪がフサフサになっても、発毛効果を維持するためにはツゲイン5の使用を継続する必要があります。
使用を中断してしまうと効果は失われてしまうため、ツゲイン10の使用を継続するようにしてください。

日本皮膚科学会のガイドラインでも、ミノキシジルの使用は脱毛症の治療において推奨度Aとされており、第一選択薬です。
ツゲイン5単体でも目に見えて効果を実感できますが、より発毛効果を期待するのであれば内服薬のAGA治療薬であるフィナステリドなども併用することが推奨されています。

用法と用量

通常、成人男性は1日2回1回1mlを脱毛している頭皮に使用してください。
ツゲイン5には、スポイトとスプレーの2つのパターンの使用方法があります。
スポイトであれば、1mlのマークのついているところまでスポイトで吸引し、頭皮の気になる場所に滴下してください。
スプレーであれば、頭皮から4～6cm程度の距離から噴霧してください。
スプレー1回のプッシュで約0.2ml噴霧できます。
指先で噴霧した薬液を均等に塗り広げてください。
1回1ml使用するので、合計5プッシュ程度この工程を繰り返してください。
脱毛範囲の大小にかかわらず、1回1mlの使用量を守るようにしてください。
1mlを塗り広げれば、頭皮全体を十分塗れる量になっています。
1mlよりも多い量を使用したり、1日2回よりも頻繁に使用したりしても効果は変わりません。
副作用の発現する可能性が高くなるだけですので、決められた用法・用量を守って使用してください。
薬液が目に入らないように洗髪後は頭皮を良く乾かしてから使用してください。
万一、目に入った場合はすぐに水またはぬるま湯で洗い流してください。

副作用

ツゲイン10は、直接頭皮に使用するのでほとんどの方が安全に使用することができます。
体質的にあわない方ですと、頭皮の使用した部位に副作用があらわれることがあります。
主な副作用は、湿疹・発赤、かゆみ、かぶれ、フケ、熱感などです。
また、まれなことですが頭痛、意識障害、めまい、胸の痛み、動悸、原因不明の体重増加、手足のむくみが起こることが報告されています。

ツゲイン5を使用して、何か気になる症状があれば速やかに医師・薬剤師に相談するようにしてください。

使用禁忌・併用禁忌

ツゲイン10は、以下のような方は使用することができません。

有効成分ミノキシジルも含めてツゲイン5に含有されている成分に過敏症やアレルギー症状を起こしたことがある。（とくにツゲイン5はアルコールを含有しているため、アルコールに敏感な方の使用は避けてください）
女性の方。
未成年者（20歳未満）の方。
壮年性脱毛症以外の脱毛症の方（円形脱毛症や甲状腺疾患による脱毛など）。あるいは原因のわからない脱毛症の方。
脱毛が急激に起こり、毛髪が斑状に抜けている方。
これらの方がツゲイン5を使用した場合、症状が悪化したり、副作用が起こるおそれがあります。
また、頭皮のみに使用して、内服はしないようにしてください。
有効成分ミノキシジルは、本来血圧を下げるために開発されていたため、過剰に血圧が低下してしまうことがあります。
傷や湿疹、炎症のある頭皮に使用すると皮膚症状が悪化してしまうことがあるので、使用するときは皮膚症状のある部位を避けてください。
ツゲイン10を使用するときは、他の育毛剤および外用剤の頭皮への使用は避けてください。
他の育毛剤を使用する場合は、ツゲイン5の使用を休止するか医師・薬剤師に相談するようにしてください。
高血圧の方や、逆に低血圧の方、心臓や腎臓に持病のある方は使用すると症状が悪化することがあります。
高齢者（65歳以上）の方や、むくみが激しい方、甲状腺機能障害のある方、家族・兄弟姉妹に壮年性脱毛症の人がいない方も注意が必要です。
そのため、これらの症状がある方やツゲイン5の使用が可能か不安な方は医師・薬剤師に相談してから使用するようにしてください。