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ナプロシン 500mg 90錠

ナプロシン 500mg 90錠

¥1,920

ナプロシン250mgはRPG Life Sciences社から販売されている非ステロイド系消炎鎮痛薬すなわちNSAIDsになります。 NSAIDsとはステロイド作用を持たずに抗炎症作用を発揮する薬を示します。現在30種類以上のNSAIDsが販売されていますが、ナプロシンはNSAIDsの中でフェニルプロピオン酸系に分類されていて、同系統の薬にはロキソニンなどが挙げられます。

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ナプロシン500mgはRPG Life Sciences社から販売されている非ステロイド系消炎鎮痛薬すなわちNSAIDsになります。 NSAIDsとはステロイド作用を持たずに抗炎症作用を発揮する薬を示します。現在30種類以上のNSAIDsが販売されていますが、ナプロシンはNSAIDsの中でフェニルプロピオン酸系に分類されていて、同系統の薬にはロキソニンなどが挙げられます。

体内ではプロスタグランジンという物質が炎症反応に関わっています。 ナプロシンなどのNSAIDsはこのプロスタグランジンを生成するために必要な酵素であるシクロオキシゲナーゼ(COX)を阻害することでプロスタグランジンの生成を抑制して炎症を抑えます。 このように炎症を静めることで腫れ、発赤、痛み、発熱などの炎症反応によって引き起こされた症状を抑えます。

なお、COXにはCOX-1とCOX-2の2種類があります。COX-1は、胃粘膜や血小板などの細胞に存在していて痛みの症状とは無関係な酵素ですが、COX-2は、身体が炎症など刺激を受けると増える酵素です。COX-2が増えてプロスタグランジンを生成することで痛みや炎症が引き起こされるため、このCOX-2を阻害することが消炎鎮痛において重要です。
ナプロキセンはCOX-2を阻害し強い消炎鎮痛作用を発揮しますが、COX-1も一緒に阻害してしまうため胃腸障害の副作用が出現することがあるのがデメリットです。

ナプロシンはNSAIDsの中でも鎮痛作用が特に優れていて速効性があるため、痛風発作時や腫瘍熱(癌による発熱)に対して特に非常に有効です。 また、2歳以上の小児も使用可能です。

痛風発作や腫瘍熱の他にも、関節リウマチ、変形性関節症、強直性脊椎炎、腰痛症、肩関節周囲炎、頸肩腕症候群、腱・腱鞘炎、月経困難症、帯状疱疹、また外傷後並びに手術後の消炎鎮痛として歯科・口腔外科領域における抜歯並びに小手術後の消炎鎮痛といった幅広い領域での痛みに対して有効です。

なお、NSAIDsによる治療は痛みや熱などの炎症を抑える対症療法であり、痛みの根本的な原因を解決することはできません。

用法と用量

疾患や痛みの度合い、身体の状態によってナプロシンの用法用量は変わります。 使用量の目安は以下のようになります。

【リウマチ性関節炎、骨関節炎、硬直性脊椎炎に対してナプロシンを使用する場合】
通常成人は症状に応じて1回250mgまたはまたは500mgを1日2回服用します。

【月経困難症、急性骨格筋系障害に対してナプロシンを使用する場合】
通常成人は服用開始量として500mgを服用し、以後6-8時間毎に250mgを服用します。1日の最大用量は1250mgです。

【痛風発作に対してナプロシンを使用する場合】
通常成人は服用開始量として500~750mgを服用し、以後8時間ごとに250mgを服用します。

日本国内では、ナプロキセンを通常成人は1日量300~600mgを2~3回に分けるとされています。そのため本剤はやや高用量であるため効果は上がりますが副作用の発現リスクも上がるので注意してください。

少量の服用で症状が改善するならそれが一番望ましいので、有効な最低用量を自身で探しましょう。痛い時だけなどの頓服服用でも全く問題ありません。

肩こりや腰痛など一時的な炎症や痛みに対してナプロシンを使用している場合は、痛みの度合いにより薬の減量や中止を念頭に置いてください。リウマチなどの慢性的な炎症疾患は別として、ナプロシンはじめNSAIDsの安易で蔓延的な服用は胃腸障害など身体への負担や耐性の問題から避けるべきとされています。

胃への負担を少なくして胃腸障害の副作用が発現しなくなるように、ナプロシンは食後に多めの水で服用することを推奨します。

副作用

ナプロシンの副作用は頻繁には起こりませんが、腹痛(胃痛)、胃部不快感、吐き気、食欲不振、口内炎、発疹、むくみ、肝臓や腎臓の機能低下などの症状が報告されています。
特に胃腸障害はNSAIDsにはつきものの副作用であるので、重症化することはほとんどありませんが胃潰瘍などの消化性潰瘍には注意が必要です。

滅多に起こりませんが、重大な副作用として消化管潰瘍・胃腸出血、腎障害、肝臓障害、重い血液障害、重い皮膚・粘膜障害、肺の異常(PIE症候群)、アナフィラキシーショックなどの症状が報告されているので念のため注意してください。
特にナプロシンを長期服用している場合は定期的に肝臓、腎臓、血液、胃腸の検査を受けることを推奨します。

使用禁忌・併用禁忌

アスピリンやNSAIDsに喘息などのアレルギーの既往歴がある方はナプロシンを服用できません。(アスピリン喘息と呼ばれます。)
喘息発作を起こす恐れがあるのでアレルギー体質や喘息の方はナプロシンの服用に注意が必要です。
冠動脈バイパス手術の前後、胃潰瘍など消化性潰瘍のある方、重い血液疾患、重い肝臓病、重い腎臓病、重い心臓病、重い高血圧の方も原則的にナプロシンを服用できません。
妊娠後期(出産までの3ヶ月間ほど)に服用すると胎児に影響を及ぼす恐れがあるのでナプロシンを服用しないでください。それ以外の時期も妊娠中はナプロシンは控えることを推奨します。
乳汁へ移行することがわかっているためナプロシン服用期間は授乳を控えてください。
その他肝臓病、腎臓病、血液疾患、心臓病、高血圧、消化性潰瘍の既往歴、潰瘍性大腸炎・クローン病、高齢者、インフルエンザなどのウイルス性感染症に羅患中の方もナプロシンの服用に慎重な注意が必要です。
服用する前に必ず医師に相談してください。
一部の抗てんかん薬、抗血液凝固薬、糖尿病治療薬、リウマチ治療薬のメトトレキサート、気分安定薬のリチウム、キノロン系抗菌薬に降圧薬や利尿薬などナプロシンと禁忌ではありませんが飲み合わせがあまりよくない薬が多数存在します。
何らかの疾患で服薬治療中の方はナプロシンの服用を開始する前に医師か薬剤師に相談してください。
アルコールの摂取は肝臓や腎臓に負担がかかり炎症も長引く傾向にあるので、ナプロシンなどNSAIDs服用中の飲酒はなるべく控えるようにしてください。

保管方法

直射日光を避け、高温・多湿ではない室温(1~30℃)で保管してください。
子供の手の届かない場所に保管するようにしてください。

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