フェミロンはMSD社が開発した経口避妊薬です。
ホルモンの含有量が少ない超低用量ピルで、白くて小さい丸形の錠剤が特徴です。
マーベロンと同成分を使用したピルで1シート21錠です。
フェミロンの効果
フェミロンの主成分であるデソゲストレルとエチニルエストラジオールは、排卵を抑え、子宮頚管粘液の性状の変化により精子の子宮内侵入を防ぎ、子宮内膜の変化により、受精卵の着床を抑えることで避妊効果があります。
また痛みの元となる物質の産生が抑えられ、子宮内膜を薄くし、生理痛の軽減や経血量の減少、生理周期を安定させる効果があります。
生理時またはその直前からの下腹部痛や腰痛などの生理痛やイライラ感、脱力感、憂うつな気分になるなどのさまざまな症状の緩和にも効果があると言われています。
フェミロンは第三世代1相性の低用量ピルで、黄体ホルモンがどの錠剤も一定量含まれています。
また男性ホルモンを抑えるため、ニキビ、多毛症にも効果があると言われています。
フェミロンの成分量
日本国内においては現状未承認のため処方されていません。
個人輸入を行っている当サイトではデソゲストレル0.15mg/エチニルエストラジオール0.02mg、1シート21錠の購入が可能です。
その他
避妊目的で使用する場合、飲み忘れると避妊効果が低下する可能性があるため注意してください。
毎日服用することで生理痛の軽減や生理周期の安定に改善効果があります。
服用のタイミング
なるべく毎日決まった時間に服用してください。
毎日服用することで、避妊効果が発揮されます。
飲み忘れてしまうと効果が低下する可能性があるので注意してください。
前日飲み忘れてしまった際は、直ちに前日の飲み忘れた分を服用し、当日分は通常の時間に服用してください。
2日以上飲み忘れてしまった場合は、気づいた時点で前日分の1錠を服用し、当日分は通常の時間に服用し、その後は服薬のスケジュールどおり継続服用してください。
服用量の目安
1日1錠を服用してください。
生理開始から24時間以内に服用し、生理開始日を1シートの1日目として、シートに記載されている1番から順番に21日間連続服用してください。
21日間連続服用後、7日間の休薬期間を取ってください。
29日目以降は新しいシートの1から順番に継続服用してください。
食事とアルコールの影響
現在報告されておりません。
フェミロンを服用できない方
・デソゲストレルとエチニルエストラジオールに対して過敏症の既往歴のある方
・35歳以上で1日15本以上喫煙する方
・血栓性静脈炎、肺塞栓症、脳血管障害、冠動脈疾患またはその既往歴のある方
・重篤な腎障害または肝障害のある方
・高血圧の方
・妊娠または授乳中、妊娠の可能性がある方など
※服用の際は、医師の指示に従ってください。
副作用
主な副作用
副作用は少ないと言われていますが、主な副作用には悪心、乳房緊満感、頭痛、嘔吐、下腹部痛などがあげられます。
また、重篤な副作用としては血栓症があげられます。
血栓症の症状が生じた場合は直ちに服用を中止し、医師の診察を受けてください。
※血栓症とは?
血管内に血栓が形成され、循環系における血流が閉塞することです。血栓症は四肢、肺、心臓、脳、網膜などにあらわれることがあります。
下肢の急激な疼痛、腫脹、突然の息切れや胸痛、激しい頭痛、四肢の脱力、麻痺、構語障害、急性視力障害などの症状があります。
併用禁止薬
併用禁忌
併用禁忌薬は、フェミロンと相性が悪く一緒に飲み合せすることができないお薬です。
・オムビタスピル水和物
・パリタプレピル水和物
・リトナピル配合剤
併用注意
併用注意薬は、フェミロンと併用して服用するにあたり注意が必要なお薬です。
・副腎皮質ホルモン、三環系抗うつ剤、セレギリン塩酸塩
これらの薬の代謝を抑える恐れがあります。
・テトラサイクリン系抗生物質、ペニシリン系抗生物質
これらの薬は腸内細菌叢を変化させ、本剤の腸肝循環による再吸収を抑える恐れがあります。
・血糖降下剤
耐糖能を低下させ、血糖降下剤の効果を弱める恐れがあります。
・HIVプロテアーゼ阻害薬、非ヌクレオシド系逆転写酵素阻害剤
エチニルエストラジオールのAUCが減少する恐れがあります。
・ラモトリギン
肝におけるラモトリギンのグルクロン酸抱合が促されます。
・セイヨウオトギリソウ(セント・ジョーンズ・ワート)含有食品
この食品は薬物代謝酵素を誘導し、本剤の代謝を促す恐れがあります。
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