KYジェリーは、水溶性の潤滑ゼリーです。
世界的に有名なコンドームブランド商標の「Durex」の名を冠する潤滑ゼリーです。

日本ではあまり馴染みのないコンドームブランド「Durex」ですが、コンドームの世界的シェアの約1/4を占めています。
KYジェリーも日本ではまだあまり浸透していませんが、海外では男性女性問わず多くのユーザーに愛用されています。

KYジェリーは、従来使われていた潤滑剤とは異なる肌に優しい製品となっています。
コンドームやアダルトグッズなどを溶かすおそれもありません。

性行為で挿入する際に膣あるいは陰茎に適量を塗ることで、摩擦を大幅に減らし、性行為による痛みをやわらげ、快感を得やすくしてくれます。
性行為で膣がなかなか濡れにくい、性交痛があり感度があまり良くない女性におススメです。
性行為で使用するだけでなく、1人での自慰行為（マスターベーション）でも摩擦が減少することで感度が上昇するため人気があります。

水溶性の潤滑ゼリーのため、性行為が終わった後はシャワーで洗い流せがベタつきが残らずスッキリ綺麗になります。

注意点として、KYジェリーは避妊薬ではないということです。
成分に殺精子剤は含まれておらず、適切な避妊方法を併用しなければ妊娠をしてしまうおそれがあります。

妊娠を望まないのであれば、コンドームの着用など他の避妊法法を併用するようにしてください。
KYジェリー自体には避妊効果はありませんが、摩擦を減らすことでコンドームの破れ事故を予防することができるので、妊娠を防ぐ目的でコンドームにKYジェリーの塗布は効果的です。

また、摩擦を軽減して性交時の痛みをやわらげ性感を得やすくしますが、KYジェリーは媚薬の類ではありません。
より性交時の感度上昇や性欲向上を希望するのであれば、別の精力増強薬などを併用するようにしてください。
KYジェリー100ml（durex）の効果・効能

性行為における潤滑、感度上昇
KYジェリー100ml（durex）の有効成分

KYジェリーには、Water（水）、Proylene Glycol（プロピレングリコール）、Sorbitol （ソルビトール）、Hydroxyethylcellulose（ヒドロキシエチルセルロース） Benzoic acid （安息香酸）、Polysorbate 60（ポリソルベート60）、 Tocopheryl Acetate（トコフェリル酢酸）が含まれています。

プロピレングリコールは潤滑成分として使用されています。

ヒドロキシエチルセルロースは植物から抽出した天然植物繊維から作られ、主な使用目的は液体に粘性を付けるためで、クリームやジェルなど幅広い分野で使用されています。
用法と容量

KYジェリーは、性行為で挿入する際に女性の膣に直接、あるいは陰茎に適量を塗布して使用します。
陰茎にはコンドームを着用した状態でもKYジェリーを塗布することができ、挿入時の摩擦を減らすこともできます。
コンドームに塗布することにより、コンドームにかかる摩擦が減り破れる危険性も軽減できます。
衛生のため、性行為が終了後はKYジェリーはよく洗い流すようにしてください。

併用して相乗効果のある薬剤

KYジェリーは、性交時の痛みを軽減したり、挿入をスムーズにすることができます。
さらに追加で、女性の性欲向上や膣分泌液の上昇のために「女性用バイアグラ」を併用されている方もいます

副作用

KYジェリーは、医薬品ではないので副作用は報告されていません。

しかし、肌が荒れやすい方や、敏感な方は皮膚に刺激感を感じることがあります。
体質的にあわない方であれば炎症症状を起こしてしまうおそれがあるので、KYジェリーを使用してなにか気になる症状があれば速やかに医師・薬剤師に相談するようにしてください。
使用禁忌・併用禁忌

KYジェリーは医薬品ではないので禁忌は設定されていません。

しかし、肌が荒れやすい方や、敏感な方はKYジェリーを使用するのに注意が必要です。これ以外にも、持病のある方や、継続している薬・サプリメント・健康食品がある方で、KYジェリーの使用が可能かどうか不安な方は、医師・薬剤師に相談するようにしてください。
使用にあたって注意事項

KYジェリーは、潤滑ゼリーであり避妊薬ではありません。
殺精子剤も含まれていないので、妊娠を望まれない方はコンドームの着用や避妊薬を併用するなど適切な避妊方法を併用してください。
箱の包装が破れていたり、中身のチューブが壊れていたりする場合、正規品でないおそれがあるので使用を控えるようにしてください。

保管方法

KYジェリーは、高温・多湿を避けて室温で保管するようにしてください。
5℃以下の場所では保管しないようにしてください。
安全のため、子供の手の届かない場所に保管してください。